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コロンビア大学は13日、医学部元医師による性的虐待の被害者と和解するため、1億ドルの基金を設立すると発表した。ニューヨーク・タイムズが13日、伝えた。

約4カ月前、同大医学部産婦人科のロバート・ハッデン元医師が長年にわたり患者に性的虐待を加えていたとして20年の拘禁刑を受けた。それ以来、医学生や被害者らによる大学の責任を追及する声が高まっていた。大学は当初、証拠提出を拒むなど、捜査に非協力的だったという。
ネマト・シャフィク学長は同日、「大学が被害者を守ることができなかった。深くお詫びする」と陳謝。第三者による監査や患者の保護強化を約束した。和解基金については、約6500人の元患者に通知する考えだ。これにより、「コミュニティーの信頼を回復したい」とシャフィク氏は結んだ。
ただし問題が全て解決したわけではない。被害者が、大学を相手取って訴訟を起こしているからだ。すでに、被害者約200人以上を代表する2件の訴訟が和解。大学は2億3600万ドルを支払うことに合意した。この10月には、約300人の被害者が参加する新たな訴訟が起きている。
こうした被害者は昨年成立した「成人サバイバーズ法」を利用している。時効になった性的虐待の被害者に民事訴訟を起こす機会を与えるニューヨーク州法だ。1年間の時限法で、有効期限は11月23日に切れる。

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