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若者向けに全額奨学金、抽選へ
ワクチン接種を促進、クオモNY州知事が表明

ニューヨーク州のクオモ知事は26日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンを接種した12~17歳を対象に、NY州立大(SUNY)とNY市立大(CUNY)への奨学金を全額負担する抽選キャンペーンを発表した。若者のワクチン接種を促すのが狙い。クオモ氏は「州全体のワクチン接種率が低下し始めている中、最も必要とされるのは、陽性患者の多くを占め、接種率が最も低い若者だ」と参加を呼び掛けた。
参加希望者は27日から、無作為で行われる抽選に名前を登録できる。当選した人には、授業料のほか、部屋代や食事代、書籍代などを含め、両大学への全額奨学金が授与される。5週間にわたり、毎週10人の当選者を選び、合計で50人が当選する。キャンペーンの費用には、連邦政府からのコロナウイルス救済・普及活動資金が充てられる。
クオモ氏は会見で「若者にアプローチし、コロナに完全に打ち克つためには、創造的な取り組みが必要だ。12歳から17歳のすべての若者たちに対し、ワクチン接種と引き換えに、人生を変える可能性がある機会を提供する」と強調。「予約も不要で無料だ。奨学金全額を獲得するチャンスもあるので、ワクチンをまだ接種していない人は、ぜひ接種してほしい」と述べた。
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