NY公共図書館、全館オープン
子どもたちに本や粘土をプレゼント

ニューヨーク市公共図書館(NYPL)は今月、すべての図書館を再開し、6万人を超える子どもたちに本やストレスボール、粘土をプレゼントする。amニューヨークが13日、伝えた。
コロナ下で図書館から足が遠のいた子どもたちに戻ってきてもらおうというこの取り組み。市内92カ所の図書館で配布する予定だ。プレゼントは先着順で、対象は17歳までを想定している。
NYPLで子ども向けサービスを担当するエミリー・ニコールズさんは「公共図書館は毎夏、ニューヨーク在住の子どもたちの生活に重要な役割を果たしてきた」と強調。「特に今年は、未曾有の困難を体験した子どもたちを支援したい。できるだけ多くの家族に図書館を訪れてもらいたい」と呼びかける。
「教師として保護者として、本を子どもが手にすることほど重要なことはないと思う。すべての子どもに本をプレゼンするのは素晴らしい」と評価するのは、ミッドタウンにあるNYPLのひとつ、スタブロス・ニアクロス財団図書館を訪れたミシガン州在住のベス・エモンズさん。夏休みを利用して、トレーラーで各地の図書館を巡っているという。これまで14州を訪れたといい「私たちは小さな町の出身。大都会に来ても図書館に立ち寄ると心が休まる」と話す。
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