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NYPD組合長辞任、FBI捜査で
退職年金ファンドの不正流用か

NYPDの組合の1つ、巡査部長慈善協会(SBA)のエド・マリンズ組合長が辞任した。6日、ゴッサミストが報じた。
米連邦捜査局(FBI)は5日、SBA本部とマリンズ氏のロングアイランドにある自宅を捜査している。同協会の幹部委員会は声明文で「マリンズ組合長は連邦政府による捜査の標的になっている。事の重大性と結果の不安定さを鑑み、辞任を促した」と発表している。SBAの組合員数は1万3000人。2億6400万ドルの退職年金ファンドを管理している。
FBIは捜査内容を明かしていないが、一部のメディアはこの退職年金ファンドに不正流用の疑いがあると報じている。
マリンズ氏はツイッターに偏ったコメントを投稿したり、デブラシオ市長の娘の逮捕記録を公開したりして、この2月にも市民苦情審査委員会(CCRB)が不正行為があったとの判断を下している。
2019年には黒人を「怪物」と呼ぶなどした人種差別的なビデオを組合員に共有したとされている。20年にはトランプ前大統領を支持し、「左翼が政敵を攻撃している。共同歩調をとれ」と鼓舞。共和党のマンハッタン区委員長がツイッターでそれを引用して物議を醸したこともある。
マリンズ氏およびSBAの弁護士はコメントの求めに応じていない。

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