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空港のエアトレイン計画中止
ラガーディア空港ホークル知事が指示

ニューヨーク州のホークル知事は、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)に対し、ラガーディア空港まで高架鉄道エアトレインを建設する計画の中止と代替案の検討を指示した。12日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。
予算21億ドルのこの計画はクオモ前知事の肝いりで始まり、ことし7月に連邦航空局(FAA)も承認した。ラガーディア空港付近の道路の混雑を解消し、マンハッタンからのアクセスを改善することを目指している。
しかし、空港から乗車するとしばらくマンハッタンから遠ざかる「遠回り」ルートが問題視されていた。地域団体や政治家は「周辺の地価が下落する」、「当初の予算4億5000万ドルからあまりに高額になりすぎている」といった批判の声を上げている。環境保護団体リバーキーパーは3週間前、計画中止などを求めて提訴。FAAが代替案を十分検討していないと主張していた。
PAは「知事の指示により、代替案を精査する」との声明文を発表。代替案には、地下鉄の延長、高速バス、フェリー、エアトレインの「近道」ルートがある。リバーキーバーの上席弁護士マイケル・デュロン氏はこの動きを歓迎。「地元コミュニティーや環境に最も悪影響を及ぼさない案を選択してもらいたい」と話している。

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