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公務員のワクチン偽証明書が横行
FDNYと清掃局が内部調査開始

職員にコロナワクチン接種を義務化しているニューヨーク市で偽証明書が横行している。消防局(FDNY)と清掃局は、職員が偽証明書を提出した疑いがあるとして内部調査を開始した。13日付、ニューヨークポストが報じた。
FDNYでは署内でワクチンを接種しており、そこで証明書が盗まれたようだ。10月30日には「証明書の改ざんや偽造は重罪の可能性がある」とするメモを出して警告。組合幹部に連絡して、 偽証明書を提出した疑いで組合員複数名を調査していると告げた。盗んだ証明書を売却した可能性もあり、関係者は「多数の職員が摘発される」と打ち明けた。FDNYの広報担当者はコメントの求めに応じていない。
清掃局は、偽証明書を使ったとして少なくとも職員50人を停職処分にした。150人に増えるとの指摘もある。スタテン島やブルックリン区のCVSヘルス関係者が関与。未接種の職員にジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンを接種したとする虚偽のデータを州に送付した。接種したとされる時期にCVSヘルスはJ&J製のワクチンを扱っておらず、明るみに出た。清掃局は「調査中」であることを認めている。
市長事務局によると11日現在、消防士のワクチン接種率は86%、救急医療班(EMS)職員は92%、清掃局員は87%となっている。
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