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同様症状、ワクチン接種は効果的
「BA.2」で分かってきたこと

新型コロナウイルスのオミクロン株の一種「BA.2」について、世界中の研究者が監視を強めている。約40カ国で確認されたものの、詳しい性質などはほとんど分かっていないのが実情だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(24日付)が、現段階で分かっていることについて、Q&A形式でまとめている。
【BA.2とは何か】
現在主流のオミクロン株「BA.1」の「親戚」で、いずれも同じ時期に発生し、同じ株から生まれた。類似点は多いが、大きな違いは、ウイルスのスパイクタンパク質にみられるという。
【米国内に存在するのか】
米国でも確認されている。米疾病対策センター(CDC)は、先週確認された新規感染者のうち、約3.8%が「BA.2」が原因だと推定している。
【どのような症状か】
「BA.1」と大きく異なる症状が出るかは不明だ。デンマークで行われたこれまでの分析によれば、「BA.2」による入院は「BA.1」と差がないことが分かっている。南アフリカによる分析では、「BA.1」の感染者と比べ、入院や重症化の確率はほぼ同じであると判明した。CDCは、現時点で「BA.2」が「BA.1」より重症化するとの証拠はないとしている。
【ワクチンは効くのか】
英国の分析では、「BA.2」に対しても、「BA.1」と同程度の効果があることが分かっており、大きな違いはないとみられている。
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