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ガソリン価格高騰、対応迫られる市民
プーチン大統領に怒りの声も


経済が回復を始めて上昇傾向にあったガソリン価格。ロシアのウクライナ侵攻で上昇に拍車がかかった。対ロシア制裁の一環として原油禁輸を求める声が高まり、7日の全米平均は1ガロン4ドル7セント。先週から10%以上跳ね上がった。8日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
「信じられない。給料が上がるからと自宅から離れた企業に転職したのに」と嘆くのはカロライン・マックナニーさん(29)。自家用車のタンクを満たすのに68ドルもかかったという。コロナから常態を取り戻そうとする市民にとっては痛手。「外食を控える」「洋服代を削る」などの対応に迫られる。
ただし、ガソリン代は一般家庭の出費全体のごく一部。ガソリンスタンドに価格が大々的に表示されるため、必要以上に消費者心理をあおるとの指摘もある。2008年の金融危機時にも5ドル37セントに達しており、「長期的なインパクトは軽微」とする経済専門家もいる。
「10ドルになろうと構わない。全てを失ったウクライナ市民に比べれば」と語るのはカリフォルニア州サンフランシスコ市在住のアラン・ツワイクさん(62)。同サンタバーバラ市のデスティニー・ハーレルさん(26)も「すべきではない戦争の影響が私達にも及んでいる」とロシアのプーチン大統領に怒りをぶつける。
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