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「ロシアンティールーム」に閑古鳥
ウクライナ侵攻、ボイコットのあおり


ロシアのウクライナ侵攻による影響で、マンハッタン区の老舗高級ロシア料理レストラン「ロシアンティールーム」では、閑古鳥が鳴いている。CNNが7日、報じた。
百年の歴史を持つニューヨーク市のアイコンであり、地元の人々や観光客に長い間愛されてきた。全盛期には、振付師のジョージ・バランシンや芸術家のサルバドール・ダリ、作曲家のレナード・バーンスタインら各界の著名人が訪れ、映画「トッツィー」や「マンハッタン」にも登場している。
普段はカーネギーホールやブロードウェーの劇場を訪れる客で賑うが、ロシアに対するボイコットが全米で広がる中、3日の昼食時にほとんど客がいなかった。同店は、店名と提供する料理こそ「ロシア」であるものの、ロシアとは無関係のニューヨーク州に設立された金融グループが所有する。同店のウェブサイトには「ウクライナとの連携」と書かれたウクライナ国旗と共に、ロシアに抗議する内容の声明が掲載されている。
一方、ロウアーイーストサイドのウクライナレストラン「べセルカ」では、同店で食事をするために人々が行列を作る。1週間に最高75%の集客の増加がみられたという。同店では、ウクライナの伝統的なビートスープ、ボルシチの販売収益を、ウクライナ向けの医薬品や機器の配送に取り組むNGOに寄付している。
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