2016年8月31日 NEWS DAILY CONTENTS

15年の想い乗せパレード 9.11の殉職警官を追悼

 29日付のDNAインフォによると、2001年の米同時多発テロから15年目となる今年、ニューヨーク市警察(NYPD)が殉職した警官らを追悼するパレードを実施すると発表した。
 ニューヨーク市が主催する9月11日のパレードと重なるのを避け、9日に開催されることが決まったNYPDのパレードは、マンハッタン区のウォール街にある牛の銅像「チャージングブル」前から始まり、バッテリーパークを経て「追悼の壁(メモリアル・ウォール)」があるリバティ通りまで続くという。追悼の壁には9.11で命を落とした警官23人の名前が刻まれている。
 企画に携わった警官は「15年の節目となる今年、特別な式典をしたいと思った。殉職した23人の名前は壁に刻まれているが、テロの救助作業などが原因でがんなどの病気にかかり、関連死した99人の存在は忘れ去られることが多いため、今年の式典は彼らへの追悼の意も込めたい」と話す。
 NYPDによると、遺族の中には辛い過去を思い出したくないという理由から式典などに出席しない人もいるため、パレードにどれほどの遺族が参加するかは不明だという。
 当日は警察本部で朝食会が開かれる予定で、遺族らが招待されている。

gigi_nyc

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