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メキシコ料理ファストフードチェーン「チポレ(Chipotle)」は、過去7年間にわたり、アボガドの新たな輸入元を開拓してきた。米国へのアボカド輸入量の約90%を占めるメキシコに対するトランプ大統領の関税措置が懸念される中、アボカドの在庫を確保するため、今後も世界中で輸入ルートを拡大していく。ウォールストリートジャーナルが1日、伝えた。

同チェーンでは、客の約半分がアボガドをペースト状にした「ワカモレ」を注文する。昨年、同チェーンの3700店舗で消費された約1億3200ポンドのアボガドのほとんどは、輸入品だ。同チェーンは以前、アボガドの85%をメキシコから輸入していたが、過去7年間にわたり、アメリカ大陸とカリブ海地域をくまなく探し回り、同社の膨大な需要を満たせる農場やサプライヤーを探し求めてきた。
その結果、コロンビアからの輸入を開始し、輸入元をペルーやドミニカ共和国に拡大。さらに最近では、ブラジルやグアテマラにも広げた。将来的には、エルサルバドルやホンジュラスなどの国々で、確保を目指す。ただ、サプライチェーンが分散した現在でも、メキシコからのアボカドが約半分を占める。
原産国により、アボガドの特徴や熟れ具合が異なるため、同チェーンでは現在、従業員に様々なアボカドの扱い方の訓練を行っている。
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