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13日付のエーエム・ニューヨークによると、8日の米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利してから、ニューヨーク市内外で憎悪犯罪(ヘイトクライム)が多発しているという。
同日にはブルックリン区クラウンハイツの歩道にナチス・ドイツのシンボルであるスワスティカが落書きされていたほか、同じくマンハッタン区にあるニュースクール大学の寮内でも、4つの扉にスワスティカの落書きが発見された。9日もニューヨーク州アレゲーニー郡ウェルズビルにあるソフトボール場にトランプ氏のスローガン、「米国を再び偉大にしよう」という落書きとともにスワスティカが記されているのが発見されるなど、大統領選挙を機にこのような事態が続き、市民からの懸念が広がっている。
ビル・デ・ブラシオ市長は「多様なバックグラウンドを持つ人々が共存する市において、ヘイトクライムはあってはならない行為」と批判しており、同大学のデイビッド・バン・ザント学長も「学生らを怯えさせ、傷付ける行為は許さない」と話している。
また、12日にはトランプ氏支持者が市内の地下鉄構内で暴行を受ける事件も起きており、これに対し市長は、「いかなる場合でも暴力は間違っている」と話した。

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