4月27日【気になったニュース】4月紙面版は、教育特集号。日本人学校の価値?

やはり暖かくなってくると、気分も明るくなりますね。今週のBryant Parkでの朝の風景。(これで、花粉さえなければ。。。)
皆さん、今週も一週間お疲れさまでした。今週は、暖かかったですね。
昨日は、隔月の紙面版発行日。4月新学期号ということで、“新学年度教育特集号”を発行しました。各校からの記事を通じて、言語としての“日本語”と“英語”の習得、教育における“日本”、“現地(ニューヨーク、アメリカ)”、(さらにはニューヨークということで)“グローバル”の理解・習得という日本に比べて圧倒的に幅広い学習マトリックス(2×3)を、いかに効果的かつ効率的に子供たちに提供するかという点での各校の努力を感じる(AIドリル!)とともに、New Yorkの恵まれた学習機会を改めて感じました。宿泊学習がD.C.やPhiladelphiaですし、ちょっとメキシコの日本人学校とオンライン授業をできるわけですからね。また美術館訪問と言っても、世界のMoMAやメトロポリタン美術館ですからね。
このように“日本”という軸(記事のなかで、軸をアイデンティという表現もみられましたね)と“アメリカ”という軸で、“物事を相対的に捉える”という経験は、日本ではもちろん、なかなかアメリカの現地校だけでもしづらいと思うので、まさにこのあたりは海外日本人学校の価値かと思います。もちろん、全日制と週末校でこれらのウェイトは変わるので、どちらのシステムがいいかは、子供の年齢や性格によって、まさに個々人次第ということなのだと思いますが、帰国後に備えた塾の存在も含めて、学習環境を自由に選べるというのもいいですよね。(ニューヨークなら、他にもアートや音楽、スポーツに情熱を傾けることもできますしね。)
また、補習校も含めて、こちらの日本人学校では、幅広い学年の子供が一緒に学んでおり、“年齢を超えた仲間・共同体”(NJ日本人学校では、これを“NJ Family”と表現していましたね)を経験できるのも、こちらの日本人学校の価値のように思います。そもそも、英語では年齢差という概念が希薄ですし、車社会のこちらでは団体で移動することも多いことで、日常的にもそれを感じる機会が多いですしね。この”共同体“の存在は、異国にて日々新たな体験を、否応なく、することの多い環境では、メンタルヘルス的にも重要な役割を果たしていると思います。
もちろん、日本人学校と補習授業校においてもまだまだ課題はあると思いますし、その分“伸びしろ”もまだまだ大きいように思います。一方で、これらの学校システムにおいて、やはり先生方の果たしている役割は非常に大きいです。5月5日~9日の週は、Teacher Appreciation Weekです。日本にはない習慣ですが、せっかくのアメリカ。(日本の場合は新学期が始まったばかりですが、こちらは学年度末に向けてイベントが増えるタイミング。)一つの文化体験として、この機会に先生に、日頃の感謝の気持ちを伝えてみるのもいかがでしょうか。
では引き続きよい週末をお過ごしください。
代表 武田 秀俊
今週の1枚

今週のBryant Parkでの朝の風景。(これで、花粉さえなければ。。。)
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