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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、ニューヨーク市の公共交通機関で利用できる非接触型決済システムOMNYのバーチャルカードを、今年後半にリリースする予定と発表した。iPhoneのApple Walletの交通系ICカード(Transit card)にOMNYを追加すると、物理的なカードを持ち歩かずにiPhoneやApple Watchをタップするだけで運賃の支払いができ、チャージや残高確認も可能になる。シークレットNYCが20日、伝えた。

OMNYバーチャルカードは、メトロカードの廃止に合わせ、今年12月までに利用可能になる予定。メトロカードは、今秋から提携販売所での販売を終了、12月31日には全ての場所での販売を終了する。購入済みカードの使用期限は未発表だが、現時点では2026年初頭まで利用可能とされている。
物理的なカードを持ちたい人には、物理的なOMNYカードの選択もある。OMNYカードは、市の大半の地下鉄駅に設置されている自動販売機や、市内の提携販売所、オンラインおよびポップアップの移動販売車で購入可能だ。カード発行の初期費用は5ドルで、その後必要な金額をチャージできる。チャージは、自動販売機やオンラインでできる。運賃は2ドル90セントのまま。
カリフォルニア州サンフランシスコのClipperカード、ロサンゼルスのTAPカード、ワシントンDCのSmarTripカードなど、他州でも同様のバーチャル交通カードが導入されている。
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