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【22日付amニューヨーク】ニューヨーク市内で薬物の過剰摂取による死亡者が急増していることを受け、市警察(NYPD)は21日、薬物の過剰摂取で苦しむ者を目撃したときに逮捕を恐れず通報するよう呼び掛けるキャンペーンを開始した。
同キャンペーンでは、救助を呼ぶことができない薬物摂取者とその救助を試みる者が、通報しても「911善きサマリア人法」に基づき、薬物の使用や所持の罪で逮捕や起訴されないことを伝える。ただし、例外として8オンス(約227グラム)以上の規制薬物を所持していた者は、逮捕・起訴の対象となる。
22万5000ドル(約2500万円)をかけた同キャンペーンは、市内でも特に薬物過剰摂取による死亡者が多いブロンクス区とスタッテン島で宣伝用トラックを走らせる他、市内全域で地下鉄やバス、フェリーターミナル、ソーシャルメディアへの広告を4カ月間にわたり展開する。
市における薬物過剰摂取死は2010年以降増加し続け、2015年は980人、16年1374人にまで増加している。うち82%がオピオイド系鎮痛薬摂取によるものだった。今年に入ってからは、昨年同時期の359人から約20%増の432人が死亡している。薬物の過剰摂取による死亡数の急増は、ヘロインの効果を増大するために使用される合成オピオイド「フェンタニル」の摂取が増えたことが原因とみられている。
NYPDのベンジャミン・タッカー副部長は「逮捕を恐れて、通報することをためらわないでほしい」と述べた。
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