RELATED POST
ブルックリン区ブライトンビーチ地区でこのほど、ロシア系医療詐欺組織が不正行為を繰り返し、保険会社などから2億5000万ドルを騙し取っていたことが明らかとなった。2月29日付の米紙ニューヨークタイムズが伝えた。
同紙によると、詐欺行為は医師10人、診療所9カ所、企業105社を含む大規模なもので、同組織は不必要な医療行為により多額の超過費用を保険会社に請求していたとのこと。ロシア系移民の多い同地区で多発する詐欺事件を特徴付ける形となった。
ブライトンビーチ地区は医療詐欺行為の発覚する割合が全国で最も高い地区のひとつとされており、メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)によると、同地区における多数の医療機関が不正行為の発覚によりメディケアおよびメディケイドの適用を禁止されているとのこと。
ロシア犯罪組織の研究を専門とするニューヨーク大学のマーク・ガレオッティ教授は同地について「旧ソビエト時代の官僚組織的な特徴が現在も残っており、ロシア系移民は組織の一員として育てられる傾向にある」とコメント。共産主義的な環境で育つため、犯罪組織のトップに立つ人も多いと語った。
また警察関係者らは、多くのロシア系移民は法律を遵守している一方、旧ソビエトの体系がロシア系移民の日常生活に大きく影響しているとの見解を持つという。
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








