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ことしに入りガソリン価格が急騰する中、不当にガソリン販売価格を引き上げている給油所があるとして、ニューヨーク州のエリック・アダム上院議員およびデビッド・ウェプリン下院議員が不当な価格設定を防止するための法案を4日、議会に提出したことが分かった。
同法案は消費者保護が目的。各給油所に同州消費者保護委員会の連絡先を表示することで、消費者が疑わしい価格を発見した際にすぐ通報できるようにするというもの。
両氏は「ガソリン価格の変動は非常に激しく、消費者が適正価格を把握しきれない。看板表示を義務付けることにより、不当な販売に対し政府が即座に取り締まることができる」と指摘した。
給油所の経営者は、競合他社が近くに存在しない場合、価格を引き上げる傾向にあるというが、消費者は必要に迫られ価格に関わらず給油してしまうことが多いとのこと。ある消費者は、「(ガソリン価格が高く)自家用車は週末にしか利用しない。毎日車で通勤する人は大変だと思う」とコメントしている。
ニューヨーク市の平均ガソリン価格は、4日の時点で1ガロン4・02ドル。同日で最も高い価格を設定していたのはブロンクス区のCitgo給油所で4・49ドルだった。また、1日にはスタテン島で一時4・99ドルを記録している。
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