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ニューヨーク市の次期市長選挙民主党予備選で2位となった、前市会計監査官のビル・トンプソン氏は16日、マンハッタン区のシティホールで記者会見を開き、予備選での敗北を認め、最多票を獲得した市政監督官のビル・デ・ブラシオ氏の支持を表明した。
選挙後6日目の開票結果では、デ・ブラシオ氏の得票率は40%で、トンプソン氏は26%だった。トンプソン氏は全ての開票が終わるまで、40%以上の得票者が出なかった際に行われる決選投票への望みを捨てない姿勢を見せていたが、選挙アドバイザーらによる説得の末、出馬を断念することを決めた。
デ・ブラシオ氏は選挙キャンペーンで、所得格差と職務質問法「ストップ・アンド・フリスク」に重点を置き、選挙戦後半から頭角を現し始め、有力候補とされていたトンプソン氏や市議会議長のクリスティン・クイン氏を抑えた。
同氏は11月5日に行われる総選挙で、ニューヨーク州都市交通局(MTA)元委員長の共和党選出候補、ジョー・ロタ氏と戦うことになる。ロタ氏はストップ・アンド・フリスクを支持しており、これを違憲とした連邦地裁の判決を覆すために戦い続けることを表明している。
市では、1993年にルドルフ・ジュリアーニ氏が市長となって以来20年間、共和党員が市長を務めている。
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