2025年8月19日 NEWS DAILY CONTENTS

「空を飛ぶって、気持ちいい!」屋内スカイダイビングがNYで今アツい【体験レポ】

「空を飛ぶ感覚を味わえる」屋内スカイダイビングが、ニューヨークでジワジワと流行り始めていると聞いて、「iFLY」でインドアスカイダイビングを体験してきた。

ヨンカースの「iFLY」にて体験

◆「I can fly!」飛ぶってこんな感じ

専用のスーツに着替え、巨大なシリンダー型の飛行エリアに入り、下から吹き上げる強い風に体を預けると、ふわっと浮き上がる感覚が全身を包む。最初は腰の高さくらいまでの低空飛行で、手足の位置や目線を調整しながら、風に乗る感覚をつかんでいく。全身に満遍なく風が当たり、いつもどことなく力が入っている体が自然とゆるんでいくのを感じた。

事前に20ドルの追加料金(体験料は1人179ドル〜)を支払うと「低空飛行」だけではなく、「ハイフライ」にも挑戦できる。インストラクターと一緒に、スーパーマンのように螺旋状に上がっていく。宙に浮いたまま風に身を委ねる浮遊感は格別で、本当に空を飛んでいるような気分になれた。普段は、2本足で地上を歩いているのとは全く異なる感覚だ。

1回のフライトは60秒で、体験は2回セットになっているので合計すると2分ほど。数字だけ見ると短いように思えるが、飛んでいる間は1秒1秒が長く感じられるから不思議だ。インストラクターは飛行中、ハンドサインで腕や足、目線、顎の位置などを細かくアドバイスしてくれるので安心。終了後、スクリーンに自分が飛んでいる姿が映るので、飛行を客観的に見られるのも面白いポイントだ。

スーツを脱いだあとは、自分の体がふわっと軽くなっていて、まるで全身マッサージを受けた後のような感覚だった。

◆ パフォーマンスも必見「あんな風に…」

飛行のあと、インストラクターのパフォーマンスを鑑賞できるのだが、それも楽しみの一つだ。天井近くまで一気に上がったり、床ギリギリまで急降下したり、宙返りや回転を交えた動きは圧巻。「あんな風に飛べるようになるために、練習したい!」と感じさせてくれる。特に担当してくれたインストラクターは、とてもユーモラスで、子どもたちとも楽しく会話しながら盛り上げてくれたので、また同じ人に頼みたいと思った。

◆ 行く前に知っておきたいこと

・高く飛ぶためには、追加料金(20ドル)を支払い「High Fly」に挑戦する必要があるが、事前に申し込んでおいたほうが楽しめる。

・靴を履いたままの体験なので、脱げないスニーカーを履いていくこと。夏のサンダルや冬のブーツは要注意だが靴紐などが結べるタイプで抜けなければ大丈夫。

・ヘルメットをかぶるので、髪の毛は三つ編みや低い位置で結んでおこう。

・メガネをかけている人は、上から装着できるゴーグルを貸してもらえるが、心配であればコンタクトで行くと安心。

・アクセサリーは全部外してロッカーに入れるので、大切なものは付けていかないほうがよい。

体験・写真/Yuka Yoshida
構成/藤原ミナ

iFLY

Queens
10‑20 Borden Ave., Long Island City, Queens, NY

Westchester
849 Ridge Hill Blvd., Yonkers, NY

Paramus
211 E. State Rt-4, Paramus, NJ

Edison
997 US‑1 #2C, Edison, NJ

(その他、全米に複数店舗あり)

価格
1人ダブルフライト体験179ドル~
(店舗や曜日、割引パッケージなどによって異なるため、詳細は公式サイトをチェック)

公式サイト
https://www.iflyworld.com/
インスタグラム
@iflyus

                       
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