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大型セダンやSUVが幅を利かせるアメリカで、日本の軽トラック(ケイ)の人気が高まっている。マニアが情報交換する愛好会も誕生。人気の理由を6月29日付のニューヨークタイムズがレポートしている。

ケイマニアたちは、手頃な価格やシミュレーション・レースゲームJDM(ジャパニーズドリフトマスター)への愛着や、幼少期に見たアニメ、ビデオゲーム、映画への懐古を挙げる。車の価格が高騰するアメリカでは、新車の平均価格は約4万9000ドル、中古車の平均価格は2万5000ドルだが、ケイは1万ドル未満とダントツに安い。
連邦政府は、外車の輸入について一定の安全基準および排出ガス基準を満たすことを義務付けているが、ほとんどのケイはこれらの基準を満たしていない。ただ、製造から25年以上経過した車は「クラシックまたはアンティークカー」のカテゴリーに分類され規制が免除されるため、現在アメリカで走っているケイの最新モデルは2000年式と古い。
日本のケイを購入するには、複雑な輸入手続きを済ませた車を企業から購入するか、自分で手続きをして直輸入し、費用を節約するかのどちらか。注意したいのは、ケイはほとんどの高速道路での走行を禁止されており、ニューヨーク州では登録がほぼ禁止されている。近年、一部の州はこれらの車両の正式な合法化に向けた措置を講じている。
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