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国際テロ組織アルカイダが発行する雑誌「インスパイア」の最新号で、読者に自動車爆弾を仕掛けるよう呼び掛け、その標的としてニューヨークの繁華街、タイムズスクエアを候補として挙げていたことが判明。これを受け、ニューヨーク市警察庁(NYPD)は19日、厳戒態勢に入ったことを発表した。
同誌第12号に掲載されたのは、AQシェフという筆者による「米国内の自動車爆弾」というタイトルの記事。「米国は我々の最初の標的であり、これに英国、フランス、その他の十字軍国が続く」と書かれていた。
また同記事には、昨年3月に発生したボストン・マラソン爆破事件に使われた爆弾よりも殺傷力の高い爆発装置の作り方や、より多くの死者を出すための場所選びなどが、爆破を奨励する言葉と共に明記されていた。
爆発装置の作り方は数ページにわたり特集され、2010年5月にタイムズスクエアで発生した自動車爆弾テロ未遂事件で見つかったのと類似したものが紹介されていた。3人の死者と264人の負傷者を出したボストン・マラソン爆破事件の実行犯も、同誌が掲載した作り方を参考にしたと考えられている。
「インスパイア」はアラビア半島を中心にアルカイダが発行している英語雑誌で、オンライン版もある。英語とインターネットのグローバルな広がりを利用し、非アラブの支持者の獲得にも乗り出している。
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