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近年、ネイルサロンでジェルネイルをする際に使用されるUVライト。皮膚がんのリスクを増大させる恐れがあるとして問題視されているが、米医師会が発行している医学誌ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカル・アソシエーションに掲載された新しい研究結果によると、その危険性は低いという。
同誌によると、調査を行ったのはジョージア・リージェンツ大学。17人のモニターを追跡調査したところ、平均12回の施術により、DNAに損傷を与える程度の量の紫外線が確認されたという。ランプの種類により紫外線量は大きく異なり、危険なレベルに達するまでの施術回数には、8〜208回まで大きな開きがあった。結論として同誌は、ジェルネイルの施術で皮膚がんになるリスクは低いとしている。
だが、毎週のようにジェルネイルや日焼けサロンなどでUVライトを浴びる場合は、紫外線遮断手袋や日焼け止めなどの使用が勧められる。
クリーブランド・クリニックの皮膚科医メリッサ・ピリアング氏は、「ネイルサロンに行く前に日焼け止めを塗っても、施術中や手の洗浄の際に薬剤が落ちてしまう。日焼け止めを店に持参し、ライトを当てる前にネイルアーティストに塗ってもらうのが一番効果的」であると指摘する。
また同氏は、日焼け止めを塗ることで、ライトの照射により起こる手の皮膚の早期老化や、しわの予防にもなると付け加えている。
ジェルネイルは通常のマニキュアより長持ちするほか、艶やかな仕上がりになるとして女性の間で人気が高い。
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