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米農務省(USDA)が発表した最新の報告書によると、子どもを育てる費用が全米でもっとも高いのは、ニューヨーク市だという結果が出た。報告書によると、同市の中流家庭で2013年に生まれた子どもが、18歳になるまでにかかる養育費の推定額は、全米平均24万5340ドルの約倍の平均50万ドルだという。
18歳になるまでにかかる平均養育推定額の全米平均を見ると、2013年に生まれた子どもにかかる額が、前年に生まれた子どもにかかる額より4260ドル増加しており、1960年に生まれた子どもにかかる額よりも4万6780ドル(インフレ調整後価格)高い。
両親の揃った中流家庭では、25万ドルのうちの18%を育児と教育(大学の学費を含まない)に支出するといい、31%が住宅費、16%が食費に充てられるという。
地理および年齢別に見ると、米北東部都市エリアに暮らす中流家庭の15~17歳までの子どもにかかる推定養育費が1万8000ドルともっとも高く、同じ子どもが2歳未満の時期にかかる1万5000ドルよりも多い。一方、地方に暮らす中流家庭の15~17歳では、推定養育費が1万2000ドルで、2歳未満の時期には1万500ドルだった。
USDAの経済専門家マーク・リノ氏は、市での養育費が全米平均の2倍かかる要因として、食費の高さや飛びぬけて高い住宅費を挙げている。
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