日本人の食生活が「脂肪好み」に変化した時代から、食卓で定番の魚になったというほど脂が旨い魚、銀だら。口の中に入れた瞬間に、食べごたえのある身と脂が口の中で奏でるハーモニー。
もうすぐ旬を迎え、益々旨さを増す季節。晩ご飯の一品にいかがだろうか?
とろりとした身の魅力
銀だらは白身魚ではあるが、ほかの白身魚に比べ脂肪分が多く、マグロでいうところの大トロを思わせるほど、しっかりと脂がのっている。その脂は室温でも溶けていくほどだ。当然口に入れるとすぐに溶けていくが、甘味と旨味を同時に感じられ、非常に美味だ。もちろん、加熱調理してもトロリとした身の食感を楽しむことができる。
焼けば甘みのある脂がジュワッと溢れ出し、主に塩焼き、味噌漬け、粕漬けなどの方法で調理される。そのほかにも、煮付けやフライ、ムニエルにしてもいい。
あづまフーズ銀だら味噌漬け
銀だらは米国では「Black Cod」と呼ばれ、親しまれている。魚のもつ独特の風味やにおいが少ないため、米国人も古くから銀だらを食している。西海岸では、一般的に高価な魚と認識されており、日本食レストランではスペシャルなランチメニューとして提供されたり、ディナータイムのメインディッシュなど、カジュアルな日本食レストランからハイクラスまで、幅広く人気がある。
日本でも米国でもお馴染みの銀だら。米国カリフォルニア州に工場を持つあづまフーズは脂のしっかりのったアラスカ産を使用し、「銀だら味噌漬け」を国内で生産している。同商品の特徴は、仕込みにじっくり時間をかけていること。まずは原料となる銀だらに塩ふりをし、数時間から長くて一晩置く。その後、通常は味付け用の味噌に2〜3日間漬け込むのだが、あづまフーズの銀だらは塩ふりの代わりに天然調味料の塩麹と酒に漬け込み、魚独特のにおいをできる限り取り除く手間をかけている。そうすることにより、旨みがさらに加わるだけでなく、身も柔らかくなり、焼き上がりがよりふっくらと仕上がるのだ。さらに味噌も風味豊かな同社特製のものを使用している。
身に付いた味噌が固く、水洗いをする人もいるほど銀だらの味噌は固いものが多いが、あづまフーズの味噌はなめらかで旨いと評判だ。
さまざまないい素材にじっくり漬け込むことで完成する、手間ひまかけた味に思わず舌鼓。
季節も楽しみながら
銀だらは低カロリー・高タンパク質。ビタミンAとDが豊富で、寒い季節の風邪予防にもぴったりの食材として知られている。さらに、産卵期の冬にかけてはもっとも脂がのり、旨さが増す。少し贅沢なアイテムだが、これからが旬の絶品、銀だらは酒やワインとの相性も大変いいので、是非ともおすすめしたい一品だ。
食欲の秋、変わりゆく紅葉を楽しみながら、輝くような脂がのった身と深い味わいを感じられる味噌風味の銀だらを楽しんでみてはいかがだろうか。
製造 Azuma Foods International Inc., U.S.A.
201-372-1112
www.azumafoods.com
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