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食品の香り由来の香水「グルメ香水」の人気が上昇中だ。バニラ、コーヒー、キャラメルなど。どうやら肥満治療薬の普及と関連があるらしい。イギリスの日刊紙ガーディアンが伝えた。

こうした香水が市場で注目され始めたのは3年前。市場調査会社ミンテル(Mintel)によると、甘いデザートをテーマとした香水の販売高は2024年、前年比で24%も伸びている。肥満治療薬の普及と同時期であることから、同社のグローバルビューティー分析担当のクロティルド・ドラぺさんは「痩せたいという気持ちが、現実逃避を求めて食品由来の香水に手を伸ばさせる」と指摘。「甘くておいしそうな香りが癒してくれるので、人気が上がっている」と話す。
歌手、ソングライターで女優のサブリナ・カーペンターの最近のヒット曲は「Espresso」。この4月、自身のグルメ香水ライン「Fragrance by Sabrina」に「Me Espresso」を追加した。香調(ノート)は、甘いアイスコーヒーをベースにエスプレッソ、ビスケットやホイップクリーム。同ラインには他に「Sweet Tooth」「Caramel Dream」「Cherry Baby」がある。全て容器は板チョコを連想させる。
グルメ香水に関するグーグルやTikTokでの検索数は、23〜24年の間に170%も増加。グルメ香水に関するSNS上の投稿は圧倒的に若い女性に多い。香水に関するサイト、We Wear Perfumeのライター、アマンダ・カーさんは「Z世代のトレンド」と説明。「焼きたてのスイーツのようだから香水が初めての人でもなじみやすい。バニラのノートは重厚で持続性があり、コストパフォーマンスの点からもZ世代に受けている」と結論付けている。
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