ニューヨーク市は5年ぶりの大雪の襲来となり、25日終わりまでにセントラルパークでは10インチ(約25cm)強の積雪を記録した。ハドソンバレーの一部地域では18インチ(約46cm)以上の積雪となり、この地域で最も多い降雪量となった。都市近郊や南部のニュージャージー州では凍結雨やみぞれの影響で積雪量が抑えられたが、極寒のため地面は氷結する見込み。nbcニューヨークなど主要メディアが26日、伝えた。

25日の降雪量は終日1時間あたり1~2インチ、吹雪に近い状態が視界を遮り、車での移動はほぼ不可能となった。ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカット州をはじめ全米20数州で非常事態宣言が発令され、公共交通機関は大幅に混乱した。26日、ニューヨーク市の公立学校は休校となり、授業はオンラインに移行。雪はいったんは収まるものの、気温が再び氷点上を超えるのは2月まで見込めず、今週の大半は最低気温が一桁台(華氏)となり積雪は溶けずに残るものと予想される。

地上交通網も遅延、3空港で1200便以上が欠航
ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると、26日の午前7時前時点で、2、4、5、6、7、B、D、M、G、J、L、Q、W各線は全て遅延運行。A、F、R各線は「深刻な」遅延で運行しており、MTAは「嵐からの復旧作業中」と説明している。メトロノース鉄道とロングアイランド鉄道は減便運転中。ニュージャージー州のミッキー・シェリル知事は、26日の大半において公共交通機関が「制限される」と警告、可能な限り自宅待機を呼びかけた。
フライト追跡サイトFlightAwareによると、JFK、ニューアーク、ラガーディアの各空港では1200便以上の欠航が発生。これは全米の全欠航便の4分の1以上に相当する。
大寒波関連で6人が死亡
ニューヨーク市は寒波に関連した可能性のある6人の死亡事例について調査中。当局によると、6人全員が屋外で発見され、現場で死亡が確認されたか、搬送先の病院で死亡が確認されたという。うち1人はクイーンズ・ジャクソンハイツの公園のベンチで発見されたホームレスだった。ジェシカ・ラモス州上院議員(民主)は、この男性が「凍死した」と話した。
ごみ収集は遅延、除雪作業に融雪装置を使用
ニューヨーク市清掃局(DOS)は、除雪作業に引き続き注力しているため、ごみ収集は遅延し、可能な限り早期に再開すると発表。その間も住民はごみを道路脇に出すことは可能だという。市は26日、数百人の除雪作業員を雇用することも発表。また、2021年以来初の本格的な展開となる融雪装置の使用も予定している。
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