週末にニューヨーク市を襲った厳しい雪嵐は、路上や地下鉄、公園で暮らす人々の命を直撃した。市当局によると、23日夜から27日朝にかけて少なくとも9人が屋外で、または搬送先の病院で死亡した。死因や全員がホームレスだったかどうかは調査中だが、一部は過去にシェルターに避難していたという。今週は気温が氷点下になると予想されているため、市は現在、ホームレスを屋内に避難させる必死の作戦を継続している。ニューヨークタイムズが27日、伝えた。

アンドルー・チャポティンさん(41)は、22日の夜はマンハッタンの18丁目近くで、30個以上の段ボール箱、数枚の毛布、寝袋、2枚重ねのズボン、Tシャツ、タンクトップ、長袖シャツ、フード付きスウェットシャツ、コートにくるまってテントで寝たと語った。また、迫り来る寒さに備えて4種類の異なる手袋も準備した。それでも寒さに耐えかねて23日、50丁目と8番街の地下鉄駅へ移動した。「凍死寸前だったのは間違いない。体が凍りついて脳が機能しなくなるんだ」とチャポティンさん。
アーバン・ジャスティス・センターのセーフティネット活動家としてホームレス支援活動も行うチャポティンさんは結局、姉が夫と子ども2人と一緒に暮らすブルックリンのワンベッドルーム・アパートに身を寄せた。チャポティンさんは27日にはまた外に出るつもりだ。居座りすぎたと感じたからだ。
27日の午後、ブルックリンの高校が避難所として開放している施設では食堂のようなホールに2人が避難していた。1人の女性が窓辺のマットの上でジャケットを羽織って眠っていた。もう1人のホームレスの男性、アンドルー・テイラーさん(46)は25日夜、屋外にいるところをホームレスの支援スタッフと思われる人物から中に入るよう勧められたという。
ホームレス支援連合の事務局長、デイビッド・ギッフェンさんは、真の問題は市の住宅不足にあると指摘、毎年、このパターンが繰り返され、寒さで約12人が死亡すると述べた。「こうした人々が何年も、あらゆる支援システムに繰り返し裏切られ、真に必要なものを与えられずにいると、結局は寒さの中、路上に放置される結果になる」と憤る。
市は氷点下が続く状況を受け、約400人のアウトリーチ隊を動員し、病院や刑務所を出た直後の人、住まいを失った人、精神疾患を抱える人などに集中的に接触。学校を活用した暖房センター10カ所を新設し、200人以上を路上からシェルターへと移動させた。ニューヨーク市には、シェルターを受ける権利を保障する「シェルター提供義務法」があり、寒さから身を守る場所として126のシェルターや50以上の病院を開放している。市は、支援を必要とする屋外の人を見かけた場合、行政総合ダイヤル311に連絡するよう市民に呼びかけている。
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