2026年4月20日 NEWS DAILY CONTENTS

NYのチャイルドケアに追い風? オバマ元大統領とマムダニ市長が初対面

ニューヨーク市のマムダニ市長が4月18日、ブロンクスのチャイルドケアセンターでオバマ元大統領と初めて対面した。両者は非公開で会談した後、子どもたちに絵本を読み、歌を歌った。ポリティコが同日、伝えた。

オバマ元大統領と絵本の読み聞かせをするマムダニ市長(photo: nycmayorsoffice, https://www.flickr.com/photos/nycmayorsoffice/55215805468/)

今回の会談で最も注目されたのは場所が保育施設だった点だ。市長選での公約でもある無料保育プログラム拡充を強く印象付ける演出であり、子育て支援を姿勢の中心課題として打ち出す意思表示でもある。オバマ氏はマムダニ氏と共に施設を後にする際、「素晴らしい子どもたちへの投資こそ、私たちに必要なことだ」と語り、市長の保育に関する構想をバックアップした。

会談計画の詳細を知る関係者によると、市長側はこの面会を数カ月かけて調整し、就任100日前後の勢いを保つ重要な機会と位置付けていた。会談内容の詳細は多く語られていないが、市長報道官は、ふたりが市長の都市運営の構想に加え、「ニューヨークの子どもたちにできるだけ強いスタートを与えること」の重要性を話し合ったと説明している。つまり今回の会談は単なる顔合わせではなく、ニューヨーク市の保育政策を象徴的にアピールする場だったといえる。

マムダニ政権が推進する保育拡充計画

2026年4月現在、マムダニ市長はホークル知事と連携し、段階的な普遍的保育計画を実施。この計画は、0〜3歳までの子どもに無料の保育サービスを提供することを目的としており、2000人の無料2歳児クラス(2-K)の受け入れ枠の創設、3歳児クラス(3-K)の拡充、および保育施設検索のための中央集約型で多言語対応のデジタルハブの構築などが含まれている。

実施済みの主な保育施策(2026年第1四半期~第2四半期)

• 2-Kプログラムの開始: 支援ニーズの高い地域を中心に、初の2000人の無料・全日制・通年制の2-K枠を導入。

• 3歳児プログラムの拡充:ブロンクス、スタテン島、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズの需要が高い56の郵便番号区域において、1000を超える新たな3歳児向け保育枠を追加。

• 保育施設検索ウェブサイト: 1万件の保育施設を網羅し、2-K、3-K、プレK向けの検索ツールを提供する、業界初となるバイリンガルでインタラクティブなウェブサイトの立ち上げ。

• 従業員向け福利厚生: 保育事業者への報酬率を50%近く引き上げる計画を開始し、市職員向けの専用全日保育センター(生後6週間~3歳児対象)を開設。

推進中/検討中の施策

• ユニバーサル2-Kプログラムの拡大: 来年度中に2-Kプログラムの定員を1万人以上増やす計画であり、政権4年目までに全児童への適用を長期目標とする。

• 非公式な保育への助成: 家庭での保育を希望する人々を支援するため、家族のメンバー、近隣住民、または親戚が子どもの世話をする場合に報酬を支払うことを提案。

• 規制の合理化: 新規の基準適合保育施設の開設スピードを向上させるため、規制(例:保育施設の1階設置要件など)の変更を提案。

                       
合わせて読みたい記事
RELATED POST