不動産情報サイトのリレイター・ドット・コム(Realtor.com)は8月10日、2026年版「全米で最も熱い郵便番号」を発表。1位はボストン近郊ピーボディ(マサチューセッツ州、01960)。2位にはニューヨーク都市圏のモンクレア(ニュージャージー州、07042)が入った。ランキングは今年1~6月、物件1件当たりの閲覧者数と売り出し期間を基に、各都市圏から一地域に絞って選出した。

ニュージャージー州モンクレアには昔ながらの邸宅が並んでいる(photo: Jim henderson, https://commons.wikimedia.org/wiki/User:Jim.henderson)

3、4位にNJとNY州、北東部に強み

首位ピーボディの掲載価格中央値は60万ドルで、物件は中央値20日で売れた。3位以下はセウェル(ニュージャージー州)、フェアポート(ニューヨーク州)、ウェストフィールド(マサチューセッツ州)、リボニア(ミシガン州)、リティッツ(ペンシルベニア州)、ノースヘイブン(コネティカット州)、ニューベルリン(ウィスコンシン州)、ウィートン(イリノイ州)と続いた。

上位10地域は北東部と中西部が独占し、南部と西部は4年連続で圏外だった。物件の閲覧数は全米平均の3.0~5.3倍で、売却までの日数も30~42日短い。在庫はコロナ禍前を平均60.5%下回り、全米の不足幅11.3%を大きく上回る。住宅ローン金利は今年上半期に約6.3%と前年の6.8%から下がったものの、供給不足を背景に競争は依然激しい。

住環境の良さと通勤のしやすさを重視

人気を集めるのは、大都市の中心ビジネス地区から10~20マイル圏にある、広くて古い住宅が多い郊外だ。上位10地域の売り出し物件は中央値で2000平方フィートと各都市圏の中央値1600平方フィートを上回る。購入者は安さだけでなく、住環境や広さ、通勤のしやすさを重視している。

NJ州モンクレアの購買層は?

モンクレアの掲載価格中央値は105万ドルで、売り出し期間は18日。物件当たりの閲覧数は全米平均の3.3倍だった。住宅の平均面積は2625平方フィートで、ニューヨーク都市圏の標準より85.6%広い。ミッドタウンから約15マイル、電車で約30分という利便性も支持を集めた。上位地域の購入者は頭金が平均19.4%、信用スコア中央値が766と全米平均を上回り、資金力のある層が市場をけん引している。