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世界各国で日本食を提供するJFC International, Inc.が12日、マンハッタン区のニューヨーカーホテルで、北米市場での日本の酒や食品のさらなる販路拡大を目的とした見本市「SAKE EXPO &
FOOD SHOW 2015」を開催した。蔵元、食品メーカーなどが多数出展し、それぞれの商品をアピールした。ことしの来場者は800人以上と、昨年の600人を大幅に上回る来場者数を記録した。会場に訪れた飲食業関係者らは、ところ狭しと並ぶ日本の酒・食文化の多様性や奥深さに触れ、店の新メニュー開発などの参考にした。
ことし4月に米国初の販売を始めた群馬県の「川場ビール」が今回初出展し注目を集め、また、WAKOU USA INC.の化学調味料不使用の業務用スープベースで作られたラーメンが振る舞われ、多くの人が列をなした。そのほか、日本人にお馴染みのカルピス(CALPIS AMERICA, INC.)のブースでは、新たに登場した「カルピスソーダ(缶)」や、カルピスを使ったレシピとして原液を焼酎で割ったカクテルを紹介した。
ニューヨークでも広く浸透している各日本酒メーカーのブースでは、通常の商品に加え、フルーツなどのフレーバーでモダンにアレンジされた商品も多数見受けられた。また、日本人以外の人でも、酒の味や特徴をより深く吟味し、時間をかけて〝飲み比べ〟する様子がうかがえた。
初めて訪れたという50代の米国人女性は、「日本の食品や飲料に興味があり、将来的にそれらに関係するビジネスを始めたいと思い参加した。伝統のある日本酒はとても印象的」と感想を述べた。
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