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ブロンクス区のニューヨーク州高位裁判所の陪審団は22日、2005年に同区でニューヨーク市消防局(FDNY)の消防士6人が死傷した火災事故の裁判で、市およびビルの元所有者に対し、5人の消防士またはその遺族に約1億8300万ドル(約200億円)の損害賠償の支払いを命じる評決を下した。
同年1月23日、東178丁目234番地のアパートビルの4階で起きた火災の消火活動に当たっていたFDNYの消防士6人は、違法に隔壁を設置し部屋が区切られていたため、火災用避難階段を見つけることができなかった。消防副隊長のカーティス・メイランさんと消防士のジョン・ベリューさんは、窓から飛び降りて死亡した。ほかの4人は重傷を負い、そのうちブルックリン区のリチャード・スクラファニさんは後遺症に苦しみ6年後に死亡した。
消防士および遺族は、建築基準法に違反して隔壁を取り付けたビル所有者と、消防士が避難するための適切なロープを装備させなかった市に対し、損害賠償を求める訴えを起こしていた。
賠償金のうち、約1億4000万ドル(約160億円)を市が支払うことが決まったが、評決まで10年以上という長い歳月を経たため、消防士の1人は、評決前に和解を済ませていた。
この火災は、01年9月11日に起きた同時多発テロ事件以来、最も多くの消防士の命を奪った。
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