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ニューヨーク市運輸局(DOT)は5日、「サイクリング・イン・ザ・シティ」と題して最新の報告書を発表し、市の自転車利用者数が激増していることが明らかになった。
報告書では、自転車の利用者数は1990年には年間約10万人だったが、2014年には約42万人へと、約四半世紀で320%増加しており、「自転車はレジャー用ではなく市民の交通手段として定着した」としている。
現在、市内全体では「定期的に」または「少なくとも月に数回」自転車に乗る人が77万8千人おり、特に道路整備の進んだブルックリンとマンハッタン区では通勤に利用する人が過去数年で増加している。
DOTは、市が“自転車に優しい街づくり”を目標に掲げて道路を整備したり専用レーンを設置したことや、さらに3年前からシティバイクを導入したことにより、利用者の増加に拍車がかかったとみている。また、無料の自転車用ヘルメット配布キャンペーンやマップ配布なども貢献しているという。
近年は、自転車の利用者が冬期になってもさほど減少しない。冬期にも自転車を利用する人は、DOTが初めてこの時期の統計を取り始めた08〜09年度から、直近の12〜13年度の間で86%増加したことが分かった。
DOTは引き続き、市内での自転車利用を促進する予定だ。
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