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5日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市運輸局(DOT)は同日、ブルックリン区でヘルメット無料配布キャンペーンを行い、自転車利用者への安全啓発を行った。
ビル・デ・ブラシオ市長が掲げる「ビジョン・ゼロ」は、2024年までに交通事故死をゼロにするというプロジェクトで、同キャンペーンはその一環。月に数回、定期的に自転車に乗るというニューヨーカーはここ数年で急増し、また15年1~4月までの間に約140万人だったシティバイクの利用者は、ことし同時期には300万人に上っている。市内でも車と自転車の衝突事故が多発しているのを受け、市は安全対策を打ち出したという。
同区のブルックリン公立図書館前で行われたキャンペーンには、最近自転車を購入したという人や、数年前にヘルメットをかぶらずに自転車に乗って事故に遭った経験を持つ人など、さまざまな人が参加した。
ビジョン・ゼロの下、市内では一般道路における交通速度制限が時速25マイル(時速約40キロメートル)に引き下げられたほか、各所で自転車専用レーンの設置なども進んでいる。
DOTのポリー・トロッテンバーグ局長は、「これからもサイクリストの安全確保を第一に考慮したい」と述べている。
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