2016年6月6日 COLUMN Dr. 石谷三佳 なるほど!ザ・カイロ アーカイブ

Dr. 石谷三佳 なるほど!ザ・カイロ 毎月第1月曜号掲載 VOL.65 捻挫とカイロプラクティック

 「ただの捻挫」と思っていませんか? 放置しておくとなかなか治らなくなり、さらに完治が難しくなる場合もあります。捻挫は手首、膝など関節部分のどこでも起こりえるけがであり、腰捻挫、首捻挫、股関節捻挫なども意外と多いのです。しかし、スポーツのプレー中や、段差につまずいたとき、ハイヒールを履いていたときにひねってしまうなど、足首に頻繁に起こりやすいけがとして知られています。
 「捻挫をして腫れている」「整形外科ではテーピングされてシップを処方されただけ」「予防はできないの?」そんな声をよく耳にします。カイロプラクティックの治療では注射や薬で痛みを抑えるのではなく、傷めた組織と関節の治療を手技や物理療法で治し、機能障害を起こしている関節を正常に治していきます。
 捻挫は、関節に無理な力や動きがかかったり、実際のその関節の可動域より引き伸ばされてしまったりした結果、その関節を取り巻く靱帯、腱、筋肉、関節包、軟骨といった支持組織が傷ついてしまうことにより起こります。捻挫をすると 患部に痛みや腫れ、炎症、熱感などを伴います。例えば足首の捻挫の場合、足首を内側に捻ってしまうことで、外側の靭帯や腱を引っ張ってしまい、足首の外側の捻挫をすることが多々あります。実際、内側の捻挫よりも外側の捻挫が多いのは、足首は構造上、内側よりも外側の足首の靭帯の方が弱いからです。
 足首は体重が掛かり負担が大きい部分なので、最初に適切な処置をしないと痛みや違和感が残る場合があります。私も実際20代のころ、スノーボードで足首を捻挫しました。治療の大切さは分かっていながらも、実際自分の身に起きてみると忙しさにかまけて治療を怠ってしまいました。3カ月ほどで歩けるようになりましたが、1年経っても階段の上り下りで関節の奥の痛みが残り、10年以上経った現在でも以前のように快適に走ったり、エアロビクスのクラスで痛みを感じずに飛び跳ねたりすることはできなくなってしまいました。
 今でも、治療を怠ったことを非常に後悔しています。自分の体験を通して、同じようなことがほかの方に起きないように多くの方に捻挫の治療の大切さを知っていただきたいと思います。

Dr. 石谷三佳
石谷カイロプラクティッククリニック院長。パーマーカイロプラクティック大学院卒後、ハーバード大学医学部専門課程終了。米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員も務め、2008年には「Chiropractor of the Year」を受賞。寄稿著者に“Neck Pain…
You Don’t Want It, You Don’t Need It”がある。

石谷カイロプラクティックセンター
1495 Palisade Ave, Fort Lee, NJ
◆問合せ:201-302-9993
www.ishitanichiropractic.com

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