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【20日付ニューヨークポスト】政府監視団体エンパイア・センター・フォー・パブリック・ポリシーが20日発表した記録から、ニューヨーク市清掃局の元職員が、現役当時に得ていた年収の2倍以上の年金を受給していることが分かった。
長年にわたり同局労使関係部の部長を務めていたブロンクス区在住のユージーン・イーガンさん(86)の、2015年の退職当時の年収は12万8189ドル(約1382万円)。退職後は年間28万5047ドル(約3068万円)の年金を受給しているという。イーガンさんは、1973年7月よりも前に同局で働き始めたため、同年に廃止となった年金プラン「ティア1」に加入することができた。同プランは退職するまでの間、勤務年数に応じて受給する年金額が上昇し続けるシステム。
イーガンさんは年金受給額について問われ、「フェイクニュースだ。私が市から搾取しているとでも言うのか。私は60年も働いたんだ」と怒った。市には現在、同年金プランの受給者が853人いるとされる。
同局退職者の平均年金額は4万9405ドル(約531万5500円)。市は、年金の支払いに年間100億ドル(約1兆円)の予算を費やしている。

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