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【3日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】民泊サイト大手「エアビーアンドビー」の成長がニューヨーク市内の家賃を引き上げ、一般市民が払える賃貸住宅の不足を招いていることが、スコット・ストリンガー市会計監査官がこのほど発表した調査報告書「エアビーアンドビー効果」により明らかになった。
同報告書によると、同サイトの影響により、2016年の市の家賃が年間合計6億1600万ドル(約673億円)引き上げられたという。最も影響を受けたのは、マンハッタン区チェルシーやグリニッチビレッジ、ソーホー、またブルックリン区ウィリアムズバーグやグリーンポイントなどだった。ウィリアムズバーグおよびグリーンポイントの平均家賃は09年から16年までに月659ドル(約7万2000円)上昇し、市内で最も高い上昇率を示した。
同会計監査官は、市内の家賃上昇額1カ月123ドル(約1万3400円)または年間1476ドル(約16万円)は、同サイトの影響によるものと主張。マンハッタン区の住民は、供給が減る影響で、月105ドル(約1万1500円)の家賃を余分に支払っている計算になるという。
同会計監査官は、「エアビーアンドビーは、ニューヨーク市民を犠牲にしながら飛躍的に成長している」と非難した。

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