売り切れ必至、特大小龍包!
「フォトジェニック」をねらった食べ物が増えている。お腹を満たすついでに話題作りもしてみたい人は、インパクト大の特大小籠包に挑戦してみよう。

特大小籠包「XL XLB」
イーストビレッジの「Drunken Dumpling(ドランケンダンプリング)」で食べられる特大小龍包、その名も「XL XLB(13ドル25セント)」。注文してから待つこと約20分。人の顔ほどはあろう期待通りのインパクトに、スマホをにぎる手に力が入る。普通サイズの小籠包と並べて大きさを強調、アップで存在感を前面に。一通り撮影したが、問題が発生。一体どうやって食べたらいいの?
オーナーのユアン・リさんが伝授してくれた食べ方は、まさかのスープを「ストローで吸う」。店員が特大小籠包と一緒にストローを置いていったのはこのためだったのか。口や舌をやけどしないように最初に箸で真ん中に穴を開け、熱々の肉汁“スープ”をスプーンで少しずついただく。温度が少し下がったら、ストローの登場だ。スープをストローで吸うという行為に若干の違和感を覚えるが、せっかくなので楽しみながらいただこう。スープが減ったら次は皮を破って、中に鎮座している特大ハンバーグさながらのあんに挑む。豚肉の中にはプリプリ食感のエビとカニがゴロゴロ。具材のうまみがぎゅっと詰まったスープをいかにこぼさずに飲み干せるかがポイントだ。
具材の下準備から包み作業まで、1個作るのに8時間以上かかるため、毎日25個限定。週末の飲茶タイムは売り切れ必至だ。
全ての料理はMSG(化学調味料)と人工着色料不使用。インパクトだけでなく、素材の鮮度、質にもこだわり、豚は地元産の高品質肉で知られるFLYING PIG FARM(フライング・ピッグ・ファーム)から仕入れている。
普通サイズの小籠包は豚とカニの2種類を用意。味付けは特大と同じだが、こちらは皮が肉厚でもちもちとした弾力がある。

自らキッチンに立つリさん。「素材にこだわった小籠包、食べに来てね!」
137 1st Ave.(bet. St. Marks Pl. & 9th St.)
212-982-8882
www.drunkendumplingny.com
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