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日本クラブは12日、鶴田流薩摩琵琶奏者の櫻井亜木子さんを迎え、独演会を開催した。
古代ペルシャからシルクロードを経て7から8世紀ごろ日本へ伝来した琵琶が独自の進化を遂げ、戦国時代に薩摩(現在の鹿児島県)の盲僧が武将の士気向上ために作曲、それに合わせて楽器が改良されたのが薩摩琵琶。戦いの中で恐怖心を鎮めるために武将が愛好したこと、敵の刀をかわすためにバチが大きくなったことなど、櫻井さんは薩摩琵琶の特徴を解説し、「西郷隆盛」と「耳無し芳一」の弾き語りを熱演した。本紙の取材に櫻井さんは、「ニューヨークは、いつも何かが起きている街。人間が今、生きている感じが伝わってきてとても刺激になる」と話した。
この日は「三味線創作ジャズ歌手」の金子純恵さんがゲストとして参加、途中、薩摩琵琶と三味線の二重奏も披露した。

国際的に活動する櫻井さんがニューヨークで演奏会を開くのは今回で4度目(photo: Asami Kato / 本紙)
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