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ニューヨーク市警察(NYPD)が2018年に認知した犯罪は9万5844件で、17年より1245件(1.3%)減り、ここ数十年で最少だった。NYPDが3日発表した。
凶悪犯罪は軒並み減少。殺人は289件で17年に比べ3件減り、1950年代初め以来最も少なかった。強盗は1万2909件(1084件減)、侵入盗は1万1678件(470件減)だった。一方で、レイプは17年に比べ328件(22.4%)増加し1795件。うち401件は17年の被害の報告だという。NYPDは「#MeToo(私も)運動」の影響で報告が増えたと分析。ビル・デブラシオ市長は「レイプ被害がやっと届け出されるようになってきた」と歓迎した。18年に報告されたレイプ被害のうち、92.8%は配偶者や恋人からの暴力(DV)または知人によるものだった。
市内で18年に起こった銃撃事件は17年に比べ35件(4.4%)減の754件。だが交通関連の犯罪は2569件で95件(3.8%)増加していた。4日付amニューヨークがNYPDのエドワード・デラトーリ交通部長の話として報じたところによると、マンハッタン区内の地下鉄で18年に報告された重窃盗は17年に比べ99件増加。盗まれるのはイヤホンや携帯電話、財布などが多く、地下鉄の利用客100万人に1件の割合だという。
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