【4日付クレインズニューヨーク】マンハッタン区にあるメトロポリタン美術館(MET)の昨年の来館者数は、前年比5%増の736万人で、史上最多となった。METが4日、発表した。METは昨年からニューヨーク州外からの来館者に入館料を課しているが、来館者数が減ることもなく、収益も向上している。
METの入館料は従来、任意金額の寄付制だった。しかし約3年前、1000万ドル(約10億8580万ドル)の赤字を抱え、健全な経済基盤を取り戻すための3年計画を開始。約1年前、州外からの来館者に対し定額25ドル(約2700円)の入館料を課すことを発表していた。METの担当者によると、採用から1年目となる今年3月までに、新たな入館料制度により、800万ドルから1100万ドル(約8億6872万円から12億円)の収益の上乗せを見込んでいる。
昨年6月末を最終日とする2018会計年度のMETの予算は3億2000万ドル(約347億円)だったが、このうちの16%に当たる4800万ドル(約52億円)は、入館料から充当されていた。従来通り、任意で寄付する州民による収益も、約15%増加していた。
METの最高責任者、ダニエル・ウェイス氏は「(入館料制度を)変更したとき、METの健全な運営に必要だと認識したのか、ニューヨーカーが寄付する額を増やしたのには驚いた」と話した。昨会計年度に赤字は800万ドル(約8億6864万円)に減少し、20年度には赤字解消となる予定だという。
MET美術館、収益増加 州外訪問者への入館料義務付けで
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