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ハポン・ハセクラ後援会(宮城県仙台市)は3月下旬、ニューヨークを拠点に活動する風の環少年少女合唱団のメンバーと、宮城県のサッカーチーム、コバルトーレ女川ジュニアユースに所属する選手をスペインに派遣する。これに先立ち、同後援会ニューヨーク支部は24日、マンハッタン区ミッドタウンで出陣式を行った。
同合唱団のメンバー18人と、同チームの選手23人は3月29日から10日間、スペイン南部のコリア・デル・リオ市とセビリア市を訪れ、現地の人たちと、音楽とスポーツを軸とした交流を行う。
同後援会によると両市にはスペイン語で日本を意味する「ハポン」姓を持つ人が1000人以上暮らしている。17世紀初頭に仙台藩家臣、支倉常長率いる慶長遣欧使節団が両市を訪れた際に現地に留まった同藩藩士などの子孫とみられている。
出陣式ではジャーナリストの我謝京子さんが監督した映画「ハポンさん」を上映。同合唱団の音楽監督、吉住奈緒子さんは「現地の人との交流を通して、自分たちの使命は何かを考えて」とエールを送った。
仙台藩主伊達政宗の甲冑の複製を着て登場したハポン・ハセクラ後援会会長でNPO風の環コンサート代表の白田正樹さんは「現地の人と仲良くなりながら、日本人とは何かを再認識してほしい。ひとまわり大きくなって帰ってきてください」と激励した。

出陣式で気勢を上げる風の環少年少女合唱団の子どもたち(photo:本紙)
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