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ニューヨーク日系人会(JAA)高齢者問題協議会は13日、マンハッタン区のJAAで71回目となる定例会議を開催した。同協議会の委員長でJAA会長のスーザン大沼さんが開会の辞を述べ、今年度から新しく協議会委員に加わった在ニューヨーク日本国総領事館の大橋建男領事、高齢者支援組織ニューヨークシルバー会を主宰する在宅訪問介護専門の看護師の弓削容子さん、修士看護師でマウント・サイナイ・セント・ルークス病院勤務の岩関恵子さんがそれぞれ抱負を述べた。また、認知症サポーター養成講座の講師キャラバンメイトで同協議会委員の坂神けい子さんと高橋芳子さんが、ニュージャージー州のプリンストン日本人会で先ごろ実施した認知症講座の報告をした。
会議後半では、桃山学院大学大学院・教授の遠山伊津子さんと高齢者問題協議会が中心となって昨年行った「在ニューヨークの日本人・日系人の高齢化に関する意識調査」の結果概要を発表。遠山さんは、日常生活に漠然とした不安を感じている日本人・日系人が多いこと、日本的ケアのニーズが高いにもかかわらず、それを充足できる人材が不足していること、介護費の自己負担可能額が低いことなどの問題点を挙げた。詳しい結果報告と分析は、4月にJAAが開催するサクラ・ヘルス・フェアで行われる。

高齢化に関する意識調査の結果概要を発表する遠山さん=左から3人目=(photo: 本紙)
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