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バス専用車線に駐停車し、バスの通行を妨害する車両の取り締まりを強化しようと、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は26日、バス正面の車載カメラで捉えた違反車に自動的に違反切符を切るシステムを、試験的に導入する計画を発表した。ニューヨーク市内を走一部のバス車両に、来年から2020年初めまでに自動取り締まりカメラを搭載する。
専用車線に駐停車する車両があると、バスは車線変更を強いられ、速度低下や遅延につながってきた。発表によると、カメラは専用車線に停車または駐車している一般車のナンバープレート、車体の写真や動画を時間と位置情報とともに記録。自動的に所有者に115ドルの罰金が科される仕組みになっている。ブルックリン区のB44路線、マンハッタン区のM15路線を走る合計123台に620万ドル(約6億8550万円)をかけてカメラを設置する計画。自動取り締まりの開始時期は明らかにされなかった。
26日付amニューヨークによると、市内のバス専用車線の長さは約111マイル(約179キロ)。ビル・デブラシオ市長は今年の初め、バスの速度25%改善を掲げていた。しかし今月10日までにバスの通行妨害により切られた違反切符は約1万4000枚。昨年同時期の倍以上だ。市運輸局のポーリー・トロッテンバーグ局長は「自動的に違反切符を切れれば目標達成にはずみがつく」と指摘している。
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