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イースター(復活祭)にちなみ、ニューヨーク市でも贈り物にカモを選ぶ人がいる。学校ではこの時期、卵をふ化させる授業にも使われる。だが、市ではカモやアヒルなどの水鳥の飼育は禁止。こうした背景からこの時期、水鳥を公園の池などに捨てる人が後を絶たないそうだ。ニューヨークタイムズは19日、捨てられた水鳥を保護する活動を紹介した。
同紙が取材したのはクイーンズ区ドウグラストンのキャロライン・リーさん。リーさんは退職を期に、市内の池で水鳥の保護を開始。州北部の動物保護施設に移してきた。保護したのは3000羽以上。同紙はリーさんを「水鳥保護のゴッドマザー」とたたえた。
リーさんは同紙の取材に対し、「子ガモのうちは可愛くて世話もしやすいが、成長すると飼い主は手に負えなくなって捨ててしまう」と話す。捨てる人は、飼い鳥が自然の中では生き残れないことを知らないと、リーさんは苦い顔をする。
市公園局では一部の例外を除き、野生の動物にエサを与えることを禁止しようとする動きがある。昨年11月、マンハッタン区のセントラルパークでオシドリが観測された際には、観光客らがエサを与える姿が目立った。同紙によると公園局は水鳥の保護を歓迎、保護に当たりエサでおびき寄せる保護団体の活動は例外とする考えだという。

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