トレーダー・ジョーズ(通称トレジョ)は、同社が販売するミニ・トートバッグの模倣品を販売したとして2社を提訴。カリフォルニア州連邦地裁は6月8日、トレジョの申し立てを認め、対象企業に対し模倣品の販売や流通を差し止める仮処分を命じた。日刊紙リノ・ガゼットジャーナルが6月8日、伝えた。トレジョの「ミニトート」は発売と同時に売り切れるなど、爆発的な人気を呼んでいる。

世界的人気のミニトート
トレジョのトートバッグはアメリカ国内だけでなく、日本など海外でも人気を集めている。特に限定カラーのミニトートは発売のたびに行列ができ、短時間で完売することも珍しくない。定価は数ドル程度だが、転売市場では数百ドルで取引されることもあり、その人気の高さから模倣品も出回るようになっていた。
模倣品の流通ルートを調査
トレジョは、eBayで「正規品」として販売されていたトートバッグを調査した結果、中国系物流会社を通じて流通していた商品が模倣品だったと主張している。布地や縫製などが正規品と異なっており、訴状では商標権侵害や消費者への欺瞞行為に当たるとしている。
ブランド価値への影響を懸念
トレジョは、模倣品によるブランドイメージの低下を懸念している。裁判所も仮差し止め命令の中で、模倣品によってブランド価値や信用が損なわれる可能性があると指摘。トレジョの広報担当者は「一部の模倣トートバッグがオンラインで販売されていることを認識しており、顧客が誤認しないよう訴訟を提起した」と説明している。

「店頭販売のみ」が原則
トレジョは以前から転売や非正規販売に否定的な姿勢を示してきた。同社は「商品は店舗内のみで販売している」と説明し、「顧客が支払った金額に見合う正規品を購入できることを重視している」と強調。中古市場などで購入する場合は、販売元を十分確認するよう呼びかけている。
仮差し止め命令は6月26日の審理まで有効。被告側が反論しなかった場合は、さらに強い差し止め命令が出される可能性がある。
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