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マンハッタン区ローワーイーストサイドで約80年にわたり地元住民に食材を提供してきたエセックスマーケットが来月5日で閉店し、通りを隔てた場所に開発中の大型施設、エセックスクロッシングへ移転する。大部分の店は移転先でも営業するが、レンガ建て平屋のニューヨーク市「最古」の公衆市場の姿を見られる最後のチャンスだ。エセックスマーケットは1940年、路上販売の店舗を収容する「屋根付き」施設として創設。約1400平方メートルの店内には、野菜や肉、魚を売る生鮮食料品店からチーズや魚の燻製を売るグルメ店、雑貨店などがひしめき合っている。

ノスタルジアあふれる店内 (写真提供:Essex Street Market)
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