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ブルックリン区クラウンハイツには、南北戦争時の「解放黒人区」を今に伝える史跡博物館、ウィークスビル・ヘリテージ・センターがある。19世紀の黒人の文化や暮らしを伝える場所として親しまれてきたが、資金難にあえいでいるようだ。ニューヨークタイムズが10日、報じた。
1827年にニューヨーク州が奴隷制を廃止した直後、港湾労働者だった黒人のジェームズ・ウィークスさんがクラウンハイツの土地を購入して住宅を建てたのがウィークスビルの始まり。奴隷解放宣言の35年前のことで、州内で自由になった黒人が、この地に次々と定住した。ウィークスさんの住宅は1970年代、国家歴史登録財に認定された。
この住宅を改修したのが、ヘリテージセンターだ。この地に住んだ黒人の写真やアートの展示の他、ツアーを開催し伝承している。しかし同紙によると10年近く赤字で運営されており、資金が調達できない場合は閉所もやむを得ないという。同センターはクラウドファンディングで20万ドル(約2200万円)の募金活動を開始。これで当座をしのぎ、企業スポンサーを募る、スペースを間貸しするなどして財政を建て直したい考えだ。
HBOのドラマ番組「ザ・ワイヤー」に出演する同区出身の黒人俳優、マイケル・ケネス・ウィリアムズさんは、黒人歴史月間に関する番組で同センターを訪問。同紙に「私が今あるのもここのおかげ。閉所の危機には胸が痛む」と話した。

www.weeksvillesociety.org
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