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ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)は23日、マンハッタン区ミッドタウンの主要バスターミナル、ポートオーソリティー改築計画3案を発表した。計画は老朽化したターミナルを刷新するもので、2030年までに完工予定。
同ターミナルは1950年に建設。他都市への長距離バスやニュージャージー州路線などが出入りし、平日の利用者数は約26万人と世界最大規模だ。81年に改修されたものの、「路線が見つけにくい」「暗くて薄汚い」など、利用を敬遠する声が上がっていた。
改築計画の1つ目は、現存するターミナルを同じ場所に建て替えるもの。この場合、工事中にバスの運行をどのようにして継続するかが課題となる。2つ目は、ターミナルの数ブロック西、ハドソン川沿岸のジャビッツセンターの地下にバスターミナルを移転させるもの。ただし、この計画ではリンカーントンネルの延長やウエストサイド高速道路の一部高架化などが必要となり、設計や工事が複雑となる。
3つ目は、長距離バスの拠点をジャビッツセンターの地下に移し、現在の場所を改修してニュージャージー路線専用の発着場所とするもの。2カ所での工事が必要となるが、より広い敷地が使えるようになる。
PAは7月と9月にニューヨーク州およびニュージャージー州で各2回ずつ公聴会を開く他、オンラインで一般からの意見も受け付ける。これらを踏まえ、最終的な計画を選択するという。
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