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ブルックリン区のプロスペクトパークに隣接するブルックリン植物(BBG)。日本庭園を持ち、毎年春には桜祭りが開催されるなど日本との縁も深いが、少ない予算にも関わらず気を吐いている。ウォール・ストリート・ジャーナルが4日、報じた。
BBGの今年の運営予算は2300万ドル(約25億円)。ブロンクス区のニューヨーク植物園(NYBG)の約3分の1だ。にもかかわらず、来園者数はNYBGの65%、年間約85万人を保持している。
今年の予算のうち、BBGが屋外の植物の手入れに充てるのはわずか3万8500ドル(約418万円)。最も経費がかかるのは春に大勢の来園者で踏まれる20エーカー(約8万平方メートル)の芝生と日本庭園の手入れだ。一方で植物の大部分は毎年発芽を繰り返すため新たに購入する必要はなく、寄付される植物も多い。観葉植物も種から育てることで経費を抑えている。また、種や球根などは世界250の関連機関と無料で交換しているという。
BBGの収入の65%は、バラやツツジ、ライラックが咲く4月中旬から6月中旬の売り上げだ。4月下旬の桜祭りには1日当たり最高5万人が訪れ、2日間合わせて75万ドル(約8140万円)を売り上げる。ボランティアの活用も積極的に行い、年間約700人が5万5000時間無償で働く。他にも映画の撮影などで1日当たり4万ドル以上の、結婚式などの場所貸しで年間160万ドル(約1億7370万円)の収益があるという。
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