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ニューヨーク市の地下鉄の運行スケジュールと実際の到着時間の差が、昨年よりも改善されていることが分かった。ニューヨーク都市交通局(MTA)が19日にデータを発表し、ニューヨークタイムズが図と共にまとめて紹介した。
MTAは作成した運行スケジュールに比べて、実際に電車が到着した時間との差を「追加時間」として集計。たとえば、7番線でクイーンズ区のコートスクエア駅からマンハッタン区の34丁目ハドソンヤード駅までは15分と設定されており、それを超えた時間が追加時間になる。ゼロに近いほどスケジュール通りの運行というわけだ。
データによると、昨年に比べて最も改善が顕著だったのはE線。今年5月の平均追加時間は、昨年同月の1分37秒よりも1分14秒短い23秒だった。次いでF線が57秒、7番線が49秒、A線が46秒、Q線が44秒、それぞれ短くなっていた。
一方で、S線(ロッカウェーパークビーチ)は21秒、W線は6秒、S線(フランクリンアベニュー)は4秒、JおよびZ線は3秒、昨年同月に比べて追加時間が長くなっていた。J、Z線は以前から遅延が目立っており、追加時間は1分45秒を超えて全路線中最長。近代的な信号システムを採用し追加時間が最も短かったL線は、昨年から1秒増とほとんど変化はなかった。定時運行に改善はみられたものの、追加時間の平均は53秒。同紙はスケジュール通りの運行にはさらなる改善が必要と分析した。
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